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たろりんの“ウィスラーだより”

たろりんの“ウィスラーだより”

大学卒業~現在


《大学卒業~現在》


一時期の"CD中毒"を脱しはしたものの、就職してからも私の音楽熱は収まりませんでした。
いちおうまとまった収入ができるようになったので、
欲しいCDもどんどん買って行きましたし、
CDウォークマンやMDウォークマン、CD・MDステレオなども手に入れて、
さらに充実のMusic Lifeを送っていました。
姉や友人と時々、外国人アーティストの来日公演にも行っていました。
Lenny KravitzRolling StonesOasis
Diana RossJamiroquaiBrian Setzer Orchestra
それにもちろんMichael Jackson!

オーケストラなどの"生の音"が再び恋しくなり始めたのも、社会人になってからです。
毎年元旦の晩にNHKで衛星生中継されるウィーン・フィルハーモニーオーケストラの
ニューイヤーコンサートは、家で両親とコタツに入りながら観るのがお約束でした。
小沢征爾が指揮者を務めた年のCDは日本でも爆発的に売れましたが、
我が家はブームになる前からずっとファンだったのです。
演目は毎年ほとんど同じ、というかヨハン・シュトラウスの曲を演奏するのが古くからの伝統。
トリは必ず『美しく青きドナウ』、アンコールは『ラデツキー行進曲』
観客全員の拍手とともに賑やかに演奏されます。
このウィーン・フィルのコンサートを模したニューイヤーコンサートは
日本でも各地で開かれています。
ある日週刊誌を見ていて、憧れのサントリーホールで
ニューイヤーコンサートが開かれる事を知り、
たろりんは両親を誘って観に行きました。
本当に素晴らしいコンサートで、私も両親も、とても幸せな気持ちに包まれました。

社会人になってからは、同じように音楽を愛する仲間たちにも出会いました。
それまで、「自分の好きな音楽はあくまでも私個人の好み。
他の誰かに話したりするのは、押し付けがましい感じでイヤだな…。」
って思っていました。
でも彼らとは、好きな音楽や、音楽に対する考え方が共通する部分も大きく、
彼らと音楽の話をしているとまさに時の経つのも忘れる位でした。
よく渋谷のHMVの"Dance & Soul"のコーナーで会おうと約束して、
それぞれにテキトーな時間にそこへ行き、
全員が集まるまでそれぞれが視聴したり売り場をブラブラしたりして過ごしました。
で、その後お茶したりご飯食べたりしながら、
その日買ったCDを開封して手持ちのプレーヤーでさっそく聴いてみたり。

彼らとはまた、温泉を中心とした旅にもよく出かけました。
いつも5~7人位の大人数、しかも毎回ほとんど同じメンバー(笑)。
そんな私たちの旅行には、ポータブルCD・MDプレーヤーと、
ポータブルスピーカーが欠かせないアイテムでした。
旅館の部屋などで、常に誰かが持って来た音楽を楽しむためです。
美味しい食べ物と美味しいお酒、良い音楽があれば、
私たちは心底楽しい時間を過ごす事が出来ました。
どの旅も、写真を見返すとその時聴いていた音楽を思い出します。
中でも印象深いのは、沖縄の離島、久米島へ行った時、
な~んにも無い真っ白な砂浜で、青い海と青い空を眺めながら、
ただひたすら好きな音楽だけ聴きながらボーっと過ごした事です。

その仲間の一人が、私の結婚&カナダ移住の際、
手作りの3枚組みCDをプレゼントしてくれました。
受け取ったのは結婚式当日でバタバタしていたので
私はその時はそれが何だか気付いていませんでした。
式の翌朝=カナダへと旅立つ日の朝、
荷物の中にそのCDと、曲目を書いたカードを見つけました。
"Rocks""Souls""Ballads"と題されたそのCDには、
結婚して遠くに離れてしまう私への暖かいメッセージが込められた曲、
しかも私の好きな・好きそうな曲ばかりが、ぎっしり詰まっていました。
そしてカードには、丁寧に全ての曲目とアーティスト名を
手書きでキレイに書いてありました。
それを見つけた瞬間、私は涙があふれて止まりませんでした。
私は大切な仲間たちから離れてしまうけど、いつか日本に帰ってきた時には
絶対にまた今までみたいに彼らと旅をしたい、と思いました。
今もその手作りCDは、私のCDウォークマンの定番になっています。

そんなこんなでカナダへ。
実家から船便で送ったCDの数々、総数はたぶん350枚前後(?)。
大きめの段ボール箱2つ分です。
実はまだCD用の棚を買っておらず、現在まだ箱のまま。
毎日箱の中から聴きたいCDを引っぱり出しては
キッチンなどで聴きながら、毎日家事に励んでいます。
早く棚を買って、もう一度ABC順に並べ替えたいなぁ。

これからも、私の大切な音楽たちは増え続けて行くことでしょう。
歳を取ってからもきっと、時々CDたちを見返しては
「こんなCDもあったっけ」聴きながら、昔の事や仲間の事を思い出すのでしょう。

私にとって、"音楽"って本当に人生を豊かにしてくれる大切なものなのです。



~♪My music life will continue...♪~



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